「うらやましがられる栃尾」を目指して
長岡市栃尾地域は、中心部に街場が広がり、放射状に山場が広がる合併市町村の中では旧長岡市に次いで2番目に広い地域です。
そこには、食、文化、自然など様々な地域資源があります。4つの谷に分かれ、谷ごと、集落ごとに独自の文化が育まれてきました。
…しかし、様々な地域資源があるものの、うまく魅力を伝えられていない現状がありました。
そのような状況のなか、それらの地域資源を効果的に発信していくための勉強の機会として、平成26年度に栃尾サテライトが「とちお地域づくり楽習会」を開催しました。
その勉強会に参加した住民の有志で立ち上げた団体が、「とちラボ」です。
とちラボは、楽習会で学んだことを実行する団体として、「うらやましがられる栃尾」を目指し、栃尾地域の豊かな資源を見直し、編集し、発信し、世界に誇れる、うらやましがられる栃尾づくりのため、研究・実践を行っています。
メンバーは10名で、栃尾生まれの人が6名、移住した人が4名。地縁を活かしながら、ソトからの目線もありとてもいいバランスだと感じます。
熱い思いを持った20代の若者や、Uターンで戻ってきた工務店、大工、デザイナー、旅館業の人や、結婚を機に栃尾に移住して酒屋をしている人、自動車部品を作りながら農産加工業も行っている人、保険業を営んでいる人などさまざまな職種の方が集まりました。
頼れるメンバーに囲まれて、生まれも育ちも栃尾の私が代表を務めています。
主な活動は、「情報発信」と「空き家の利活用」。
地域にある資源の紹介や地域に根付いた情報発信をホームページやSNS、また平成28年度は「トチアエル」という冊子の発行を通じて行っています。「トチアエル」 は平成28年度に計4号を発行しました。
また、メンバーが話し合うなかで、「栃尾、泊まれるところが少ないね」「自分たちの基地が欲しいね」という意見が出てきました。空き家の利活用を実践する目的もあり、中心商店街からほど近い栃尾表町でかつて生鮮食品店を営んでいた「ヒロチュウ」という空き店舗を借り、メンバーがセルフリノベーションを行いながら、地域資源を活用したイベント開催も並行しながら、さまざまな人が集う繋がりの場づくりを実践しています。
「とちラボ」のこれまでの活動のなかで、主立ったものを抜粋してみました。
日程 | 内容 |
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平成27年8月10日、22日 | 谷内通り商店街での「シャッターアート」 開催 |
平成27年10月 | 空き店舗改修支援 カフェオープン予定 |
平成27年11月 | ウェブページ開設 |
平成27年12月1日 | とちラボ拠店「ヒロチュウ」賃貸 |
平成28年4月 | にいがたイナカレッジインターンシップ「米作りから酒造り」 受入 |
平成28年5月 | PICKING UP MIND in Tochio vol.1 地域内のゴミ拾い ※以後月1回開催 地域のお祭に合わせ「ものづくり体験ワークショップ@ヒロチュウ」開催 |
平成28年6月 | 冊子「トチアエル」第1号 発行 ※今年度、計4号発行 雪板づくりワークショップ開催 ※以後、計4回開催 |
平成28年9月 | 「トチオノアカリ(灯りのイベント)」開催 4つの地域団体が連携して行なった |
平成28年1月 | 「トチオノユキアカリ(灯りのイベント)」開催 |
振り返ると、ヒロチュウを使ったイベントだけでなく、さまざまな事業をやってきたと感じます。
私自身、ヒロチュウという場所があること、協力してくれるメンバーがいることで、やってみたかったことが実現できています。
今後はメンバーだけでなく、地域内外の「なにかやってみたい人」が使える場所にしていくための呼びかけを行っていきます。
詳しくはこちらのチラシをご覧ください。
また、2ヶ月に1回のペースでヒロチュウを使って小規模なイベントを開催していくので、ここで紹介していきたいと思います。
これまでの活動も振り返っていきますので、よろしくお願いします。
とちラボ
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代表 今井 善章

今井善章 支援員