やまのあそび|2018/02/01

おぐにサロン~ここに来て良かったと思える仲間を作ろう~

小国地域には、新潟県内外から移住して来られた方がたくさんいらっしゃいます。

「古民家が気に入って!」、「自然の中で暮らしたい!」など、きっかけはいろいろです。

小国を気に入って移住して来られたのだから、たくさんの友達を作って小国ライフをいつまでも楽しんでほしい。

そんな思いから生まれたのが「おぐにサロン」です。

 

 

(おぐにサロンのアイデアの元になった「山の暮らしサロン」については、「山の暮らしサロンに、みんな集まろう!」をご覧ください)。

 

 

 

おぐにサロンでは、移住してきた方同士の仲間づくりを通して、そこから得た楽しいアイデアや発見を暮らしに活かして欲しい、小国と言ったら“自然”、“食”そして“雪”でしょ!ということで、テーマを“小国を知ろう!”、“小国の食”、“雪のある暮らし”に決めて合計3回開催しました。

 

 

第1回は、“小国を知ろう!”でスタート。

参加者は、移住歴10数年と既に小国地域を知り尽くしているのではと思える方ばかりでしたが、自己紹介で聞いた“もう一度行きたい場所”では、転勤などで京都や大阪、その他様々な地域を経て小国地域に落ち着いているだけあって、小国地域の見え方が面白い!

 

 

「小国を知りたい!だからバイクに乗って全集落まわってみたよ」

「小国めぐりのツアーがあるよ」

「城跡めぐりやったら面白いかも!!」

「若い人にももっと小国の事を知って欲しい」

などなど・・・。

 

 

改めて考えてみるとまだまだ小国には知らない所、魅力的な所がたくさんある。

気づかされることがたくさんあって、とても有意義な時間でした。

 

 

 

そして第2回は、“小国の食”について。

今回は多世代の方に参加頂きました。生きていく上では切り離すことのできない“食”。

 

 

ふき味噌、うど味噌、山菜の天ぷら、自家菜園の無農薬野菜などなど、

小国は美味しいものがたくさあることを実感しました!

エゴ草取りに、寺泊に行った方もおられるそうです。

まだまだ知らない食材・料理もたくさんありそう!!

山菜のコシアブラは味噌汁にしても美味しいそうです。

 

 

いい意味でのよそから目線でうまく“おぐに”を取り込んでいただいている。

“食育”の観点からも、子育て世代の方にも是非興味を持って頂きたい!

 

 

 

今年度最後になる第3回は、“雪のある暮らし”。

 

 

小国に住んでいるからには、雪は切っても切れないものです。

「雪解けの季節は最高!!」

「春を待つのが楽しみ」

「段取りを考えながらの除雪作業が楽しい!」

などなど、雪は大変と思っていない方が多いのがちょっと意外だなという印象です。

 

 

雪とは縁がない地域から移住された方には“雪”は新鮮に映り、Uターン者には懐かしく映ったのでしょう。

雪を生活の一部として考え、楽しんで付き合っているのが感じられました。

 

 

 

3回のサロンを通して、

「小国には観光スポットは少ないが、絶景や名所はたくさんあるよ!」

「自然が豊かだから名水が豊富で米が美味しい!」

「雪解け後の山は絶景で、山菜も豊富!都会では手に入らないものがたくさんある!」

「雪囲いは雪国の知恵。自己流より教わるのが早道」

「高床式の住宅は年を取ると階段の上り下りが大変」

など、移住を考えている方へのメッセージになる話もありました。

 

 

みなさん、移住して来られた当初は、近所づきあい、生活の違い、集落の習わしなど様々な問題が立ちふさがっていたようです。

それぞれ培ってきた経験や知恵、持っている情報を共有すればお互いにWIN-WINで暮らしていけるはず!!

 

 

「移住者同士だけでなく、地元の人と移住者が交流する場もあればいいのになぁ~」

「私たちが話したことが移住を考えている人に伝わるかな?」

など、テーマ以外の話題もたくさんありました。

 

もちろん、移住定住を考えている方の後押しが出来るような情報はどんどん提供していきたいと思います!!

 

参加者の方それぞれがサロンを通して、新たな仲間、楽しいアイデアや発見があったはず!でも、同年代は集まりやすいが世代を超えた交流が難しい・・・。

いろいろな課題も見えてきました。そんな壁を乗り越えて、小国地域での暮らしを楽しみたいですね!

 

 

今年度参加して頂いた方々、ありがとうございました。

 

来年度はもっと“サロンの仲間”を増やしワクワクを共有していきましょう!!

山田和子
この記事を書いた人

山田和子 支援員