やまのあそび|2017/03/22

山の暮らしサロンに、みんな集まろう!

山の暮らしについて、気軽に話し合える場。

まちづくりや地域づくりなどの活動に関わっていない人でも、それぞれが立場や職業、性別や生まれを超えて対等に話し合える場。

そんな場所が、生活の近くにあれば、もっともっとみんなの想いがお互いに伝えられるはず。

 

私たちは、これまでのまちづくり、地域づくりで実現できなかったことは何だろう?と考え、顔なじみの人も初めての人もお互いを知り合うこと、想いを共有できるきっかけを作りたいと思いました。

 

2015年11月から始まった「山の暮らしサロン」は、

そんなまちづくりへの想いから生まれました。

 

月1回開催されるサロンは、「山の暮らし」に関心がある人であれば、誰でも参加することができます。

話し合うテーマは、月ごとに変わり、山で暮らすゲストスピーカーから山に関するさまざまな話題が提供されます。

集まる人も、長岡市の市街地や中山間地にとどまらず、近隣市町村から参加する多彩な顔ぶれです。

 

さまざまな立場の人が出入りする場だからこそ、気持ちよく話し合うための「お約束」が少しだけあります。

それは、お互いの意見を認め合うこと、楽しくなるような意見を積み重ねること、

そして、無理をしないこと。

この「お約束」は、日頃から大切にしたいと思いながらも、なかなか実践できない心構えでもあります。

 

テーマに沿って参加者同士で自由に話し合って、2時間があっという間に終了。

各回のテーマは、「山のごはん」や「雪」、「お祭り」など山にまつわるものです。

成果物や結果を作ることが目的でない気軽さ、自由さ、楽しさが、リピーターにも新たに参加される方にも愛される理由なのかもしれません。

 

 

「山の暮らしサロン」は、参加者の想いが積み重なっていく場なので、何かの目標に一直線に進んでいくような取り組みではありません。

しかし、そのゆっくりとした歩みで進んでいくからこそ、安心できる場、みんなの笑顔が見えて関係性が作られる場として、長岡や近隣の方、ゆくゆくは遠くから来られる参加者のみなさんにとって次の一歩を踏み出すための仲間が見つかったり元気をもらえたりするかけがえのないものになっていくのではないかと思います。

 

 

少しずつですが、このゆったりとした場をきっかけにした仲間づくりや新たな取り組みが芽を出し始めています。

これからの「山の暮らしサロン」の動きにご注目ください。

 

 

Facebookページ:https://www.facebook.com/yksalon/

 

榎本淳
この記事を書いた人

榎本淳 支援員