やまのあそび|2017/07/11

山の暮らしサロン~やまのしごとを考える編~

2015年11月に始まった「山の暮らしサロン」も、

早いもので2017年8月には第20回を迎えます。

 

これまでに、様々なテーマで開催してきましたが、

今年度に実施したサロンのテーマを中心にして、

過去の関連テーマも合わせて紹介していきます。

(山の暮らしサロンって何?という方は、

山の暮らしサロンに、みんな集まろう!」をご覧ください)

 

 

今回紹介するのは、2017年4月12日(水)に開催した第18回サロン。

テーマは、「百姓百貨店に新しい商品を並べよう!」。

長岡市川口地域の木沢集落で短期インターンをした井上有紀さんが、

インターン期間中に取り組んだ「百姓百貨店」の魅力と可能性を

お話ししてくださいました。

 

 

木沢集落の自然や文化、歴史や地域に伝わる技術などを見聞きし、

木沢のナリワイを100個の箱に詰めて届ける「百姓百貨店」。

 

画像に含まれている可能性があるもの:テキスト

百姓百貨店Facebookページ(https://www.facebook.com/百姓百貨店-254410944952281/)より

 

地元を離れた人や都会の人に届けたい商品はどんなものだろう?

木沢らしさを実感できる、木沢に足を運びたくなるような商品は

どんなものだろう?

 

当時大学生だった井上さんはじめ短期インターンの女性3名が、

木沢集落での生活を通して考え出した「百姓百貨店」の商品。

今回は、サロンの参加者が新しい商品を考え出してみました。

 

 

実際に出来上がった「百姓百貨店」の商品約100点を見ながら、

自分だったらこんな商品を売ってみたいな、と想像を膨らませます。

 

 

今回の参加者は、スタッフも含めて14名でしたが、

話しているうちに、アイデアが出るわ出るわ、

たった1時間ほどのワールドカフェを通して、

17個もの商品が生み出されました!

 

これを6回繰り返したら、百姓百貨店で考えだされた

100個に相当する商品が生まれちゃいますね!

 

 

 

いかにも山らしいもの、生活に根ざしたものがたくさん出た一方で、

ちょっとふざけたものも出ましたが、木沢のみなさん、ごめんなさい!

 

参加者のみなさんは、木沢によく行く方から、全く行ったことがない方まで

様々でしたが、井上さんの思いが伝わったのと、経験者の話があったためか、

どの商品も木沢集落らしいものになったと思います。

 

出た17個のアイデアを参加者全員で紹介し合いながら、

「もっとこんな風にできるね!」とか「知り合いに届けたい!」、

「自分自身が買ってみたい!」などなど更に盛り上がりました。

2時間では全然足りないくらい、今回も大盛り上がりのサロンでした。

 

 

過去には、「働く」をテーマにした第5回、

「やまのナリワイをつくる!」をテーマにした第12回など、

山の仕事や働き方に関するサロンを何度か実施してきました。

 

 

 

参加者のみなさんと話していて気付かされるのは、

これまでの働き方や仕事に対する価値観が変わってきていて、

中山間地域での暮らしにはそのヒントがあるかもしれない、

という期待感があるのではないかということです。

 

サロンに集まって話した次の日に、何かが起こるわけではないでしょう。

でも、サロンで出会った人、そこで見聞きした話、

話し合った中から生まれたアイデアが日に日に成長して、

いつか芽が出て花が咲くときが来るのではないでしょうか。

 

 

山の暮らしサロンが、長岡の“やま”にとって、

そんな存在になれたらとても嬉しいです。

榎本淳
この記事を書いた人

榎本淳 支援員