新潟おぐにの玉手箱
みなさん、新潟県長岡市小国町をご存知ですか?
西を八石山脈、東を関田山脈にはさまれ、そのほぼ中央を南北に渋海川が流れる盆地。33の集落がそれぞれの歴史と伝統を今に受け継ぎ、のんびりと時が流れるそんな町。
小国のイメージを一言で表すと、“ゆったり”“のんびり”、そして“美味しいお米”。そうです、小国産のコシヒカリは魚沼産コシヒカリに負けないぐらい美味しいのです。
これは、美味しいお米が育つ条件と言われる“稲穂が出ている時期(7月~9月中旬)の昼夜の寒暖差”と“ミネラル分を豊富に含んだ良質な水”の両方が小国には備わっているから。
小国の夏、昼間は結構暑いんですが、熱帯夜はそれほど多くはなく、逆に窓を開けたままでは風邪をひいてしまうかも。
そして冬にたっぷりと降り積もる雪、これが春の雪解けとともに地面に浸み込みミネラル分を豊富に含みへと流れだし、田んぼを潤すのです。
ところで、みなさんは、どんな“ごはん”が好きですか?もちもちしているもの?噛めば噛むほど甘みが出てくるもの?それともおかずの味を邪魔しない淡泊なもの?好みは人それぞれですよね。
では、小国のお米はどんなタイプか・・・実はいろいろあるんです。
お米は本来、作り方や、作る場所、田んぼに引いている水などで味が違ってくるもの。けれど稲刈りを終えた後、大半の農家さんは地域にあるJAの施設などに乾燥、脱穀を依頼するので、どうしてもいろんなお米が混ざってしまうのです。
「新潟県産コシヒカリ」と言えば新潟県内のいろんなところで作られたコシヒカリがほどよくブレンドされ、ほどよい美味しさになっているのです。
自前で乾燥、脱穀を行えるのは、米どころ小国といえどもごく限られた農家や生産組合だけ。ですがこのブレンドなしのお米の美味しさはとっても個性的。つやつや、もちもちは共通しているのですが、甘みの強いもの、あとからじんわりと出てくるもの、淡泊なもの、この旨みがそれぞれなのです。
当然量が限られるので、一般市場に出回ることはほとんどなく、まして、小国のあちこちの集落の米を食べ比べるなんて、小国に住んでいてもなかなかできることではありません。
ところが、小国のお米の美味しさに魅せられた“おぐに米米(まいまい)くらぶ”の頑張りで、個性豊かな小国のお米を味わい、そのうえ食べ比べができる“新潟おぐにの玉手箱”が発売されることになったんです。
おぐに米米くらぶのメンバーは、都会から小国に移住してきた方たち。「こんな美味しいお米がブレンドされてしまうなんてもったいない!」「小国の各集落のお米をストレートで味わってもらおう」と開発したそうです。
今回、入っているのは、桐沢、千谷沢、森光、小栗山、法末の5つの集落のお米。桐沢と千谷沢は渋海川の右岸の集落、森光と小栗山は左岸の集落、そして法末は、渋海川からは少し離れた山の上の集落。
水源や陽の当たり具合、作り手のこだわりどころが異なる5つの集落のお米、きっと味わいも違うはず。あなた好みのお米を見つけてくださいね。
↓玉手箱に入っている5種類のお米がとれた集落をマップでチェック!
(クリックすると、別ウインドウで拡大表示します)
おぐに米米くらぶでは、クラウドファンディングを通じたプロジェクトへの支援をお願いしています。
CAMPFIRE(11月30日までパトロン募集中!)
◆おらが集落で育てた自慢のお米を世界中に届けたい!新潟おぐにの「お米の玉手箱」◆

廣橋潤 支援員