山の暮らしサロン~やまへの旅を妄想してみる編~
2018年度3回目の山の暮らしサロンを
10月24日(水)に開催しました。
今回のテーマは、「『また、行きたい』と思うところはどんなとこ?」。
あのときは楽しかったな~、また誰かと一緒に行きたいな、
次に行くときはこんなこともしてみたいな、
と妄想が膨らんでしまう場所ってどんなところだろう?
という内容で、みなさんとお話しすることにしました。
山の暮らし再生機構では、移住者向けの暮らし体験セミナーやツアー、
また中越大震災の被災地を訪ねるツアーなどを企画、実施してきました。
そういった取り組みを重ねる中で、
長岡のやまに一度は来たけど、「また、行ってみたい」と思う場所や人、
行事や出来事ってどんなものだろう?ということを
みなさんから聞いてみたくなりました。
サロンの概要について簡単にお話ししたあと、
山の暮らし再生機構長岡センターの石塚、植本、臼井が
それぞれ担当する事業の紹介をし、
長岡のやまが持っている魅力やストーリーをお伝えしました。
例えば、今日のお茶菓子の「アレーシュキ」。
ロシアで食べられているクルミ形の甘~いお菓子ですが、
山古志にロシアの人がいて、イベントのときなどには
ピロシキや蜂蜜が買えるって知ってました?
そんな“長岡のやま情報”をみなさんにお伝えしつつも、
まだまだ知らない長岡のやまにまつわる話を話し合ったり、
こんなことができるなら行ってみたいと思うものってある?
という妄想を膨らませるために、マインドマップを作ってみました。
今回のマインドマップは、
「行ったことがある“長岡のやま”」
「“長岡のやま”に対するイメージ」
「知ってるけど行ったことがない“長岡のやま”」
「“長岡のやま”にあったらいいもの」
の4つをお題として、思い付いた内容をどんどん
A3用紙に書き出してもらいました。
連想ゲームのように、思い付いたキーワードから
さらに新たなキーワードを思い描いていきます。
完成したら、マインドマップの内容を説明しながら自己紹介。
話し出すとなかなか止まらなくなって、あっという間に
時間が過ぎるのは、いつものこと。
話したいことをどんどん話してもらいました。
20分たったら、別のテーブルに移動して新しい人とまた自己紹介。
お互いのマインドマップを見ていると、
“長岡のやま”に対する自分の価値観が徐々に変化していきます。
やまに関する情報がたくさん集まってきたので、
「自分がまた行ってみたいところがあるとしたら、
誰と、いつ、どんな風に訪れてみたい?」
のかを、ツアープランとしてまとめてもらいました。
サロンに珍しく、今回は各テーブルでまとめたアイデアを発表!
最後に人気投票をしたところ、
1つ目のテーブルでは、
元々ある高齢者サロンと子育てサークルの活動を合同にして、
おじいちゃんおばあちゃんから手仕事を教えてもらう会をする、
2つ目のテーブルでは
醸造をテーマにした“長岡のやま”でしか食べられないランチ、
というアイデアにたくさん票が集まりました。
その他にも、縄文文化について学びたい、
作業場所と図書館が一緒になったスペース、
様々な手仕事体験ができるイベントや講座、
ツーリングや避暑、景色を眺めてぼ~っとしたい、
などなど、たくさんの意見をいただきました。
“長岡のやま”と一口に言っても、「やま」の捉え方も違うし、
情報も必要な人のところまで届いていないし、
地域の人には当たり前でも、よその人には当たり前でないものが
ちゃんと把握できていないんだと改めて実感しました。
“長岡のやま”の魅力をどうやって伝えていけばいいのかな?
ということを、これからも引き続き考えていきたいです。
みなさん、ご参加ありがとうございました!
長岡のやまをご案内できるときを楽しみにしています♪
次回の山の暮らしサロンは、12月5日(水)の19時~21時。
2018年度内の最後のサロンです。
みなさんのお越しをお待ちしております!

榎本淳 支援員