トチオにクジラがアラワレル!?
栃尾地域で多くの方々と出会う中で、栃尾には若者からお年寄りまで幅広い世代で絵画やものづくり等の制作活動をされている方が多いという印象を持ちました。
例えば、栃尾地域の伝統工芸である「とち手まり」もそのひとつです。
それを地域の特徴としてとらえ、2016年度に「栃尾サテライト新聞」という広報誌を制作し、栃尾地域在住で制作活動をする方々や団体を紹介しました。
↑栃尾サテライト新聞25号(クリックすると拡大表示します)
↑栃尾サテライト新聞26号(クリックすると拡大表示します)
四方を山に囲まれた自然環境や降雪の多い冬といった栃尾の暮らしの環境が、創作意欲を刺激するのかもしれません。そのような栃尾に惹かれて、移住した人もいます。
2019年7月から、栃尾地域の地域おこし協力隊として着任した加治聖哉さんもその一人です。
長岡造形大学出身で、卒業後に首都圏のアトリエで働きました。
その後、地域おこし協力隊として、雁木通りの空き店舗を活用したギャラリーの開設を目指しています。ものづくりの楽しさを伝えるため、カンナくずを使ったリースや、流木を使ったモビール、廃材を使った動物づくりなどといった親子向けのワークショップにも取り組んでいます。
詳しくは、Facebookの「加治聖哉ウッドクラフトワークショップ(https://www.facebook.com/kajiws/)」をご覧ください。
現在制作中の作品は、栃尾の巻渕にあります。
国道290号線を三条方面に向かって行くと、刈谷田中学校近くの空き地に全長約14mの実寸大のザトウクジラが見えてきます。
(写真提供:柴田和花子)
ザトウクジラをモチーフにしたのは、生物の中で最大級であることと山の中に海の生き物がいるというギャップを楽しんでもらいたいという理由から。
お披露目は、4月26日の予定です。
クジラと言えば、新潟では夏の郷土料理のひとつとしてクジラ汁を食べます。クジラの完成お披露目会では、約200食分のクジラ汁が振る舞われます。
クジラ完成お披露目会
日 時:2020年4月26日(日)
11:00からクジラ汁の振る舞い(約200食)
場 所:長岡市巻渕(R290沿い刈谷田中学校入口付近)
お問合せ:地域おこし協力隊 加治聖哉(080-2051-4663)

阿部将之 支援員