やまのいとなみ|2017/08/01

おぐにっ子からあなたに伝えたいこと~②

「キミたちの選んだ道を応援しています。そしてキミたちの先輩が、小国で選んだ道も知ってほしい。」

 

 

自分とは世代の違う彼・彼女が、こんなふうに小国を考えているのだと知った時、新成人だけでなく、たくさんの人達にこのメッセージを知ってもらいたいな、と思いました。「おぐにっ子からあなたへ」、お伝えします。

第2回は、高橋侑大(ゆうだい)さん(23歳)です。

 

 

小国に住みながら、通学・通勤で町場に通っている人が、小国には多くいます。

侑大さんもそんな一人。

長岡市の隣、柏崎市の高校に進み、就職先は自宅から通える所を自然と選びました。今は、柏崎市にある掘削用機械の部品メーカーで、オペレーターとして働いています。

 

「掘削用機械の部品って、なじみがないですよね。石油や温泉を掘る時に使う穴掘り用の先端部品です。海外への輸出が主ですね。」

 

工場なので夏は暑いけれど、居心地のいい職場だと言います。

勤務形態がしっかりしているので仕事以外の予定も立てやすく、聞けばスポーツ三昧な日々。小さい頃から冬はスキーを楽しみ、社会人になってからはゴルフも始めたそうです。高校はバスケ部だったので、母校にコーチに行ったりもします。

 

そんな侑大さんに、将来のことを聞いてみました。

 

「将来は、今の会社で働いていると思います。25歳までには結婚したいかな。親に孫の顔も見せたいし。子どもは多い方がいいなぁ。」

 

しっかりと自分の将来を考えている侑大さんですが、やはり不安なこともあります。

 

「もうすぐ結婚する地元の友達と話すんです。俺たちの子どもの同級生は、何人くらいいるんだろうなって。」

 

子どもの数が減り、小国に3校あった小学校は、平成29年4月、1校に統合されました。

 

 

 

「自分の未来を考えた時、小国から出ることも考えました。でも、よそに出ると、手放しちゃうものが多いかなって。自分はここに住み続けていきます。」

 

小国に根を張って暮らしていくことを侑大さんは選択しました。家族思いの侑大さん、新しい家はそのうち3世代同居のにぎやかなものになる予定です。

 

 

佐々木知子
この記事を書いた人

佐々木知子 支援員