おぐにっ子からあなたに伝えたいこと~③
「キミたちの選んだ道を応援しています。そしてキミたちの先輩が、小国で選んだ道も知ってほしい。」
自分とは世代の違う彼・彼女が、こんなふうに小国を考えているのだと知った時、新成人だけでなく、たくさんの人達にこのメッセージを知ってもらいたいな、と思いました。「おぐにっ子からあなたへ」、お伝えします。
第3回は、笹崎弘樹(ひろき)さん(33歳)です。
「一度は外へ出た方がいいよ。世界は広いから。」
小国から離れない選択もあれば、小国から出る選択もあります。
高校卒業後、弘樹さんはもっと広い世界を見たいと、東京のデザイン専門学校へ進みました。
接客が好きだったこともあり、銀座のイタリア料理店で働き始めますが、料理を作り続ける道を選んだのは、師匠のこの一言がきっかけだったと言います。
「料理は人類が作った最高の芸術品。芸術と呼ばれるモノは数あるが、五感の全てを楽しませることができるのは唯一料理だけ。」
これを聞いて、真剣に自分の夢と料理に向き合おうと決めました。
殴られ叱責され、才能がないと言われる毎日…。
でもそこから逃げ出さなかったことが、今の自分を支えていると言います。
弘樹さんは、小国を出る時に決めていたことがあります。
「30歳になったら、帰って来ようって。特に理由はないけれど。自分が長男だということも多少は関係してたかな。」
小国に戻り、隣の小千谷市にカフェ&バーの店「siLva(シルヴァ)」を開きました。ここは、WEBデザイン会社でもあります。
「siLvaは、お店兼オフィス。蛇口をひねるとビールが出てくるオフィスなんて最高でしょ(笑)。」
うまくいかなかったこともあるけれど、あきらめない。99回のトライが失敗しても、1回の成功が失敗を経験に変えてくれるから、と弘樹さんは言います。
弘樹さんには、まだまだ夢があります。
自分自身の夢、地域や社会へ貢献する夢。
「目標や夢を一つ一つ叶えていくのは、人生を豊かにしてくれるし、生きている実感が湧くんだよね。」
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弘樹さんは、9月2日(土)に東京で開催する「越後長岡くらしのクラス 第1回」の
“山に触れるお楽しみ企画”にて、長岡の枝豆をふんだんに使って
腕をふるってくださいます。
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セミナーの詳細については、こちらをご覧ください。

佐々木知子 支援員